リクガメの野草図鑑(4月)

4月になると、いたるところで野草が成長し、採取で困ることが少なくなってきます。 4月に身近に見られる野草の中で、リクガメが好む、安全な野草をまとめました。

リクガメの嗜好と、入手しやすさを総合的に判断して、独断でオススメ順に記載しています。
なお、嗜好の判断は、私の飼育しているヨツユビリクガメ雌雄2頭、入手難度や時期は静岡県の平野部を基準としています。


ブドウ科(Cayratia japonicaリクガメの野草図鑑(4月)

4月以降、秋まで長期間に渡って、リクガメの主食であり続ける野草です。
暖かくなると、芽を出してから一気に伸びていきます。
ツル状になっており、採取がしやすいのもポイントが高いです。カルシウム含有量も多いようです。

街路樹の隙間から顔を出し、植え込みを一気に覆っていく姿をよく見かけます。
かなり成長が速いため、根こそぎ取ってもまたすぐに復活するという、餌として考えれば最良の野草です。
ヤブガラシ(藪枯し)という名は、ヤブを覆って下の植物を枯らしてしまうことから名付けられたのも納得です。

キク科(Sonchus oleraceusリクガメの野草図鑑(4月)

3月の主食だったノゲシは、4月もかわらず重要な餌です。
日当たりのよい場所で多く見られ、庭先や道路わき、公園や田畑の近くなど、どこにでも生えています。
3月よりも巨大化し、花が咲いて実になっているものも多く見られますが、やはりまだツボミか花くらいの柔らかいもののほうを好むようです。

キク科(Taraxacum officinaleリクガメの野草図鑑(4月)

タンポポも3月から引き続き、重要な餌です。
この時期には花を次々とつけるため、茎ごとおやつとして与えています。
嗜好性としてはヤブガラシ、ノゲシよりも高く、全野草の中でもトップクラスに位置します。

アカネ科(Galium spuriumリクガメの野草図鑑(4月)

4月には小さな花をつけ、そして小さな実をつけます。
生えている場所には群生しており、草体もかなり長く伸びているため、採取は容易です。
ザラザラチクチクしていて食べにくそうに思うのですが、なぜかリクガメは好んで食べているようです。

マメ科(Vicia angustifoliaリクガメの野草図鑑(4月)

カラスノエンドウという名前のほうが有名な野草です。
4月になると、すでにマメができているものも多くなってきます。
緑色のマメであれば好んで食べています。
嗜好性はヤブガラシやノゲシ、タンポポなどに比べると劣りますが、採取が容易なため、自生場所を把握しておくと役に立ちます。

マメ科(Trifolium repensリクガメの野草図鑑(4月)

三つ葉のクローバーです。
リクガメが好むとされていることも多いようですが、うちのリクガメはあまり好まないようです。
群生しているためたくさん採取は可能ですが、地上部では葉が1本ずつ分かれているため、一網打尽に…というのは難しいです。
花は葉よりは好むようですが、それでもやはりキク科のノゲシやタンポポなどの花に軍配が上がります。


4月はいくらでも野草を採取できる季節ですが、リクガメの食べる量も増えてきます。
花の咲いている野草も多く、リクガメは葉や茎よりも好む傾向にあるようです。

そしてやはり庭などに出しておくと、採取の面倒な細かい野草を食べている姿をよく見るので、餌のバリエーションを増やすという意味でも、暖かい日には屋外に出して自由に食べさせるのが良いと思います。