リクガメの野草図鑑(5月)

5月になると、一日中屋外で飼育する人も多くなると思います。リクガメたちは、生えている様々な野草を勝手に食べていきますが、足りない場合は採取してきて与えなければなりません。

各所で様々な野草が繁茂しているため、確保に困ることは減ってきますが、安全で、よく食べる野草を与えたいですね。5月に身近に見られる野草の中で、リクガメが好む、安全な野草をまとめました。

リクガメの嗜好と、入手しやすさを総合的に判断して、独断でオススメ順に記載しています。
なお、嗜好の判断は、私の飼育しているヨツユビリクガメ雌雄2頭、入手難度や時期は静岡県の平野部を基準としています。


ブドウ科(Cayratia japonicaリクガメの野草図鑑(5月)

4月以降、秋まで長期間に渡って、リクガメの主食であり続ける野草です。
5月になると、手入れされない場所ではかなり繁茂し、生け垣などを覆っていきます。花もつきはじめますが、葉と同様に好んで食べます。
ツル状になっており、採取がしやすいのもポイントが高いです。カルシウム含有量も多いようです。

リクガメを飼っている人以外には迷惑な雑草でしかないため、公園の樹木を覆っているものを採取するのは、誰にとっても利のあることなのではないかと思います。
採ってもすぐに復活してくるため、同じ場所で取り続けることもでき、夏の間中ヤブガラシだけでもまかなえるほどの量を確保できます。ヤブガラシなしでは、この時期の野草は語れません。

キク科(Sonchus oleraceusリクガメの野草図鑑(5月)

寒い時期の主食だったノゲシは、まだまだ5月でも健在です。
1mを超えるほど大きくなっているものもありますが、茎も葉も花もよく食べます。
採取時に白い汁がつく難点がありますが、優秀な餌であることにはかわりありません。
 

マメ科(Pueraria montana リクガメの野草図鑑(5月)

山際の道端や、河川敷など、郊外の様々な場所で見かけます。ツルになっていますが、葉もかなりの大きさがあるため、葉だけ採ってくるので十分な量が確保できます。

ヤブガラシやノゲシなどには劣りますが、食いつきも比較的よく、重宝します。

時期によっては、マルカメムシがついていることが多いのが難点です。

ツユクサ科(Tradescantia fluminensisリクガメの野草図鑑(5月)

美しい白い花を咲かせる外来のツユクサです。他のツユクサも同様に食べます。
ヤブガラシなどをたくさん与えていても、庭に生えているものを齧っている姿をよく見ます。
食いつきもよく、茎でつながっているため採取も容易です。
メインはやはりヤブガラシ、ノゲシになると思いますが、バリエーションとして与えると良いかと思います。

バラ科(Potentilla indicaリクガメの野草図鑑(5月)

ヘビイチゴも同様によく食べます。
採取しやすいわけではありませんが、実がなるとおいしそうに食べています。
やはり葉よりも実のほうが魅力的なようです。
おやつ的に時々与えるくらいでしょうか。


5月は無限といっていいほどいくらでも採取できるヤブガラシが出てくるため、他の種類の野草に手を出す必要があまりなくなってきます。しかし、単食はよくないので、ヤブガラシやノゲシの他にも、様々な野草をバランスよく与えるとよいでしょう。

ただ、屋外で放し飼いにしている場合には、勝手に野草を食べているため、バランスの心配をする必要はあまりありません。庭に出して、リクガメの好きな餌を勝手に食べてもらい、量が足りない分を人が補うという形が理想的だと思います。

ここでは代表的なものだけを集めてみましたが、もしここに載っていない野草で気になるものがあれば、名前がわからないものでもぜひ投稿してご質問ください。
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