当サイトにおける分類の考え方

 

ドメインおよび界について

 ドメインや界の分類には、様々な説があり、どれが正しいと決めることはできない。
 そのため、当サイトでは、この部分には触れず、「動物界」「植物界」「菌界」を最上位階層として扱う。
 原生生物や古細菌、真正細菌等については、日常肉眼で目にすることはないため、当サイトでは対象外としている。藻類は、原生生物界に分類されることも多いが、当サイトでは便宜的に植物界として分類する。

 

分類群の階層について

 基本的な階層は「界門綱目科属種」の7階層であるが、より詳細に分類するため、一般の分類では「亜」「上」「下」等の接頭辞が付属することも多い。
  (例:動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱 棘鰭上目 ダツ目 アドリアニクチス亜目 アドリアニクチス科 メダカ亜科 メダカ属 ミナミメダカ ヒメダカ)
 しかし、長く複雑になるため、当サイトでは接頭辞の階層はすべて排除し、「界門綱目科属種」の7階層のみで分類を行う。
  (例:動物界 脊索動物門 条鰭綱 ダツ目 アドリアニクチス科 メダカ属 ミナミメダカ)
 ただし、図鑑という性質上、亜種や品種等の区別は必要だと考えるため、最下層の亜種・品種名のみは分類を行う。

 

APG体系について

 被子植物ではAPG体系による分類が支持されつつあるが、現時点での一般の馴染みの薄さから、当サイトでは古くから馴染み深い以下の「門綱」を便宜的に設定した。
 被子植物門 双子葉綱 単子葉綱 モクレン綱
 目以下の分類はAPG体系による新分類を採用している。
  (例:ネギはユリ目ユリ科ではなく、キジカクシ目ヒガンバナ科)
 今後のAPG体系の一般浸透により、必要であれば分類体系の記載方法を見直す。