ミズサンザシの育て方

冬に白い花を咲かせる水草、ミズサンザシの育て方を記します。
種から育てる方法も紹介します。
ここに記載しているのは、静岡県の平野部で屋外栽培した経験に基づくものです。


ミズサンザシとは

ミズサンザシは、南アフリカ原産の水草です。ケープヒルムシロやキボウホウヒルムシロともよばれます。

白い花が二股に分かれて水面に浮かぶように咲き、黒い葯がよく目立ちます。

水温の下がる10~5月に生育・開花し、スイレンとは逆の時期に咲くため、冬のビオトープを賑やかにしてくれます。

植え付け

容器や土、肥料の準備は、スイレンと同じです。くわしくはスイレンの栽培をご覧ください。

鉢に植え付け、水深は土の表面から20~40cm程度がよいでしょう。

株分かれをしないため、追肥を行えば植え替えずに複数年の育成が可能です。

花の時期

静岡県の平野部では、9月の終わりから5月ごろまで、冬の間も屋外で花を咲かせます。

氷が張ってもとくにダメージは受けません。

夏越し

水温が上がる夏は葉がなくなり、球根を残して休眠します。

枯れてしまったように見えますが、そのまま水を切らさずに置いておけば、秋に水温が下がるとまた葉を出します。

水温が上がりすぎると球根ごと枯れてしまうので、北側の日が当たらない場所などで保管するとよいでしょう。

実と種

花が終わると実ができ、熟すと細長い種がこぼれます。

発芽

こぼれた種は、水の中ですぐに芽と根を出します。

まったく休眠はせずこぼれた時点ですでに発芽しています。

厳冬期以外は、しばらくすると水面に小さな葉を浮かべるようになります。

発芽したシーズンに花が咲くこともありますが、多くの場合は初夏まで成長したのちに休眠に入り、秋に水温が下がると本格的に成長を始めて開花します。


水辺のさみしくなる時期に、きれいな緑の葉と白い花を咲かせてくれる貴重な植物です。

花は香りも良く、現地では食用にもされているようです。

記事の種類育て方・飼い方
関連する分類群ケープヒルムシロ